
アーチェリー始め方ガイド
アーチェリーってどんなスポーツ?

アーチェリーは年齢や性別を問わず楽しめるスポーツ
弓を使って矢を放ち、矢が的に刺さった位置を得点として、その合計点を競い合います。
激しい運動や負荷の高いトレーニングが必要なく、競技者の体格や体力、筋力に合った道具を使用することで、ジュニアからシニアまで、幅広い世代が楽しむことができます。
どこで始められる?

アーチェリーを始められる場所としては、主に以下の選択肢が考えられます。
お住まいの地域やライフスタイルに合わせて探してみましょう。
初心者教室や体験会で始める
地域のイベントやスポーツ施設におこなわれる初心者教室・体験会に参加するのが最も手軽です。
多くの場合、大型連休や休暇に合わせて開催され、運営側もはじめて体験する初心者を想定して用意しているため、フラッと手ぶらで行っても体験できる手軽さが魅力です。
ただし、あまりゆったりとした服装は避け、動きやすいTシャツやジャージなどで参加しましょう。
地域のアーチェリー協会やクラブが実施している体験会の場合は、その後の入会や道具についての相談もできるので、本格的に始める際にもスムーズです。
地域の協会やクラブで始める
周囲に参加できる体験会やイベントなどがない場合、地域で活動しているアーチェリー協会やアーチェリークラブに問い合わせることになります。
インターネットで会員の募集情報が公開されていないときは、お住まいの自治体のスポーツ協会に問い合わせてみましょう。都道府県や市町村の公認を受けている団体であれば、担当者の連絡先を教えてくれるはずです。
ただし、未経験者の入会を受け入れているかどうかや、弓具の貸出や指導を受けられるかどうかは、よく確認しておきましょう。
中学校・高校・大学の部活動で始める
アーチェリー部のある学校に進学したのをキッカケに始めるのは、古くから最も一般的な入門手段のひとつです。
練習場所・時間の確保もしやすく、指導者や年齢の近い選手が身近にいることで、集中して競技に取り組めます。
備品として弓具が用意されていたり、引退した先輩から弓具を譲ってもらったりと、費用面でも助けられることが多いです。
しかし、少なくとも年単位での活動が前提になることや、大会参加費や合宿などの遠征費といった、道具以外の面で少なくない額のお金がかかることは心得ておきましょう。
アーチェリーの始め方の基本ステップ

まずは体験してみよう!
まずは先述した体験会やクラブ活動などの機会を通して、アーチェリーを体験してみましょう。
あれこれ考えるよりも、実際に弓に触れ、射ってみるのが一番です。
地域の協会やクラブへの入会を検討しよう!
アーチェリーを続けていきたいと考えたら協会への入会やクラブへの入部を検討しましょう。
安全面などの理由から、どこかしらのチームに所属していないと練習場の利用ができないことがあります。できれば、初心者のサポート体制がある団体に加入できると安心です。
難しい場合は最寄りのアーチェリー用品店にも相談してみましょう。お店によっては、有料でビギナー用の弓具をレンタルできる場合もあります。
必要な道具を揃えよう!
どのような始め方であっても、いずれは自分専用の道具が一人一式必要になります。
アーチェリーでは、競技者の体格や体力、筋力に合わせて弓具を選び、また選手のシューティングフォームに合わせたチューニングをすることが必要だからです。
しかし、最初から高額な弓具を選んだり、すべての道具を一度に揃えたりする必要はありません。
上達度や予算に合わせて、無理なく揃えていくのが長続きのコツです。
大会に参加してみよう!
基本的なシューティングフォームを習得したら、地域の大会に参加してみましょう。
自身の上達が点数として目に見えるだけでなく、ルールや競技の流れを理解するのに役立ちます。
道具は何から揃えたらいい?

アーチェリーをはじめたらまず揃えたいのが、腕や胸、指先につける防具です。
自分の弓がなくとも、自分の体格に合った防具を持っていれば便利なだけでなく、その後のシューティングフォームの上達にも繋がります。
部活動入部やクラブチームへの入門が決まったら、以下の4点を用意できると良いでしょう。
| チェストガード | 弦を引いたときに、弦が衣服に引っかかるのを防ぎます |
| アームガード | 弓を射ったときに、弦が腕に当たって怪我するのを防ぎます |
| タブ | 弦を取りかける指を保護します |
| スリング | 弓を射ったときに、弓が地面に落ちないようにする紐です。 |
それぞれの選び方や、オススメ商品は過去の記事で紹介していますので、参考にしてみてください。
他にも、夏の直射日光を避けるための帽子や、雨に濡れたときの着替え、冬はカイロや防寒具を用意しておくと安心です。ブーツや長靴は硬式の大会では使えませんので注意しましょう。
初期費用はどれくらいかかる?
| 防具4点の購入費 | 約5,000〜10,000円前後 |
| アーチェリー場の利用料 | 約0〜1,000円前後(1時間あたり) |
※協会・クラブの会員登録費用等は除く
アーチェリーを始める際の初期費用は、大会での結果を求めるかどうかによって大きく左右されます。
安価なウッドボウや樹脂製のビギナーボウでも始めることはできますが、60mや70mといった長距離で高得点を狙う場合は、ビギナー用の弓具とハイエンドクラスの弓具とでは難易度が大きく変わってきます。
たとえば、高校生の多くが目標とするインターハイ出場には70mの距離で安定して中心に当て続ける必要があるため、ある程度以上のグレード(性能)の弓を揃える選手が多いです。
反対に、休日の趣味として短距離を射ち、たまにクラブの仲間と地元の大会に出場する、という楽しみ方をしたい選手にとって、オリンピック選手が使うような弓具を揃える必要はありません。
はじめはゴムチューブやセラバンドなどでのトレーニングを併用しつつ、ビギナー用の弓具で基本的なシューティングフォームを習得し、その後は自身の競技スタイルやレベルに応じて、より高性能な道具を使ってみたり、弓のポンド(弦を引くときの張りの強さ)を上げていったりすると良いでしょう。
どんな練習をすればいい?

まずはゴムチューブやストレッチバンドを使い、弓を射つときの姿勢と動作を繰り返し身体に覚え込ませましょう。
次に、初心者用の弱い弓を使い、ゴムチューブのときと同じ動作ができるかやってみましょう。これを素引きと言います。
素引きができるようになったら、的に向かって実際に矢を射ってみましょう。指導者の指示をよく聞き、安全に十分注意しておこないます。
弦を引っ張って離す動作に慣れたら、再現性の高いシューティングを意識し、矢を的上の同じ位置に集めることを目指しましょう。
より具体的なシューティング方法については、全日本アーチェリー連盟の公式サイトや、当社が運営するYouTubeチャンネル「Unitube」も参考にしてみてください。
アーチェリーを始める際の注意点
アーチェリーの矢は、最大で時速200km以上にもなり、厚さ5mmの鉄板を射ち抜くほどの威力があります。矢をつがえてあるかどうかに関わらず人に向かって弓を引かない、射つ人の前方にたたない、など安全のためのマナーとルールを守らなければなりません。
安全宣言に定められているルールとマナーを守ってアーチェリーを楽しみましょう。
公益社団法人全日本アーチェリー連盟「安全のために」






