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DynastyOfficialBLOG 「道具のこだわり」菊地香緒里

       
アーチェリー記事

アーチェリー_押し手_猿腕_菊地香緒里

こんにちは。菊地香緖里です。

アーチェリーって、いろんな道具があって自分の好きな組み合わせでセッティング出来たりするのが面白いですよね!

最初はパーツの名前をひとつひとつ覚えるのもとても大変だった気がします…
カタカナも多いし…!

でも、借りていた道具から卒業して、段々と自分で選んだパーツが揃っていくと、弓具に愛着が湧いてきますよね!

そんな道具へのこだわりも、アーチェリーの楽しみの一つだなと思います。

私が現役時代に使っていた弓のセッティングのこだわりは、、、

  1. 射った瞬間弓がプレッシャーポイントから的の方に真っ直ぐ飛んでいく感じになる組み合わせ
  2. 振動の少なさ、扱いやすさ
  3. スタイリッシュな見た目!

という感じで、主に機能性重視で、かつ見た目にもこだわりたいな〜と思っていました。

“機能性”と”見た目”にこだわる

個人的にこだわっていたパーツとしては、まず「リム」です。

私はずっとWIN&WINのウッドリムが好きで、使用していました。
各メーカーで色々な種類のリムがありますが、私はウッド素材独特のパリッとした硬めの打感や、セットアップ〜アンカーまで引いてくる時の安定感がとても好きでした。

フォームコアのリムも使用したことがありますが、ウッドコアの方が自分の好みの打感に近いので、愛用していました。

そして、全体の色味として色を揃えれたらな~と思っていたので、格好良い黒色が私の使いたいイメージにピッタリでした!

もし、商品購入の際に迷った時、機能性や使用感が同じであれば見た目にこだわるのも私はアリかなと思います。

ウッドコア・フォームコアなど、種類によってそれぞれの良さがあると思いますので、まず道具を新しく購入・変更する際には試し射ちをしてみたり、既に使っている人に使った感想を聞いてみる事をお勧めします。
安心して納得した上で商品を購入したいですね!

“安定感”と”再現性”にこだわる

そして、リム以外にもこだわっていたパーツが、「グリップ」です。

私は実は長い間ピボットポイントが安定せず、弓を引いている間にグリップがずれてミスに繋がる事が多かったです。

何度も試行錯誤した結果、グリップを”パテ”という市販のセメントのような硬い粘土で固めて好みの角度を付けて使用していました。

自分の手のサイズに合った位置で正しい手の形を作りやすいグリップを使用した事で、ピボットポイントがしっかりと押せるようになりました。
そして、グリップ全体の安定感が増し、安定した点数を射つ事が出来るようになっていきました!

しかし、この自作の加工グリップで困る点は、ハンドルが替わると今まで使用していたグリップが使えなくなる可能性がある事でした。

実業団選手時代には、大体年1回、新たなシーズンに入る前に弓具を一新して調整をしていました。
ハンドルが替わった時に、中にはどうしても今まで使っていたグリップが取り付けられないものも出てきます。
その時は以前使っていた物と同じように再度加工して作成する必要がありました。

でも、やはり全く同じものを手作業で加工するのは難しいです…
私と同じように、自作グリップの作成で困っている方も多いのではないでしょうか。。

そんな時には、市販されているグリップを購入して、自分に合うものを探すのも一つの手かなと思います。

近年はショップ独自で色々な角度や幅のグリップが販売されるようになりました。
私も色々試してみて、自分の好みとピッタリのものが見つかってからは、グリップを純正の物から市販の物に付け替えて使用していました。

Dynastyでは色々な種類のグリップの取り扱いがあるので、自分にぴったりのグリップが見つかるのではないでしょうか。

特にAIMグリップも話題になっているようですね…気になります…!!

“視認性”と”見た目”にこだわる

そして、最後のこだわりが、「ノックの色」です。
私は、アーチェリーを始めた高校1年生の当初からずっと、赤ベインとオレンジ色のノックを使っていました。

菊地香緒里_お気に入りのノックとベイン

なぜこの組み合わせかと言うと、、

  1. 赤い羽が何となく好き!
  2. ミカンみたいなオレンジ色が可愛い!
  3. オレンジノックが離れた所からでも見やすいから!!

だからです。

試合などで複数の人と同じ的を射つ時や、曇りの日や雨の日って、的に刺さった自分の矢を見つけるのが少し難しかったり見えにくい事ってありませんか?

現役時代は、バイターのアウトノックのオレンジ色を使っていましたが、私はこのオレンジ色が離れた所からでもとても見えやすく感じます!

行射時間が3分という限られた時間の中でスコープを覗いて当たりを確認するので、自分の矢を素早く見つけられるようにオレンジ色のノックを愛用していました。

また、非常用の予備として、グリーンやレッドのノックも持っていました。
こちらの色も、見えやすいなと思いました!

小さなパーツひとつにもこだわりを持って整えていく事で、より愛着が湧きますよね。
沢山の道具の中から自分のお気に入りを見つけて、自分好みの弓具を作り上げていきましょう!

\ 菊地香緒里さんが気になるやつ /

この記事を書いた人


菊地香緒里

プロフィール画像提供:株式会社レオ・プランニング

旧姓:川中。2012ロンドンオリンピック銅メダリスト。70mラウンド元日本記録保持者。
鳥取県出身。近畿大学卒。米子南高校入学とともにアーチェリーを始める。高校生のころ、インターハイ団体と国体で優勝。近畿大学進学後、ロンドンオリンピックで日本女子史上初のメダル獲得を果たす。
卒業後は株式会社ミキハウスに所属し、世界室内で団体優勝、リオデジャネイロオリンピック出場、アジア選手権団体3位、全日本選手権優勝等。退社後はジュニア選手の指導や運営スタッフとして等、競技の普及や発展に尽力している。